トラファルガーローの生い立ちとオペオペの実の前の保持者は?

「ワンピース」作中で、パンクハザード編以降麦わら海賊団と度々行動を共にし、様々な場面で重要な存在として登場を続ける「死の外科医」トラファルガー・ロー。

ローはオペオペの実の能力者で、その実力は四皇と肩を並べるほどです。

過去の回想でわかったローの本名は「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」、 この事実がわかった時には衝撃を受けた読者も多いのではないでしょうか。

そう、ルフィと同じ、Dの意志を継ぐ者ですよね。

また、ローはルフィ達が修行をしていた2年間の間に、ロッキーポート事件という大事件を起こしたり、海賊の心臓100個を海軍に届けて七武海に加盟したりしています。

作中での登場回数は主要キャラと言えるほど多いローですが、生い立ちや過去には謎の多いキャラでもありますよね。

現在は四皇の一角、黒ひげとの戦闘を繰り広げていて、その勝負の行く末がとても気になる読者も多いのではないでしょうか。

今回はそんなトラファルガー・ローの生い立ちとオペオペの実の前の保持者について見ていきたいと思います。

目次

トラファルガーローの生い立ち

本名:トラファルガー・D・ワーテル・ロー

誕生日:10月6日

身長:191cm

懸賞金:30億ベリー(2022年10月末時点)

所属:ハートの海賊団船長

悪魔の実:オペオペの実

覇気:見聞色・武装色

ローはクールなキャラで、麦わら海賊団との同盟では常に物事を冷静に判断して助言をする、参謀役のような役割をしています。

そんなローの幼少期は実に壮絶なもので、出身は北の海(ノースブルー)。

地層から採取される珀鉛(はくえん)という物質の影響で、町全体が真っ白になるため、「白い町」とも呼ばれたフレバンス王国で生まれ育ちました。

しかし、その珀鉛は人体に悪影響を及ぼし、人々は体に白い斑点ができて死に至る「珀鉛病」を発症してしまいます。

世界政府は珀鉛の影響を知っていながら、利益のために隠していて、さらには珀鉛病が原因で、フレバンス王国は隣国と全面戦争を起こし、滅んでしまいます。

戦争の中で、ローは両親と妹のラミを殺害されてしまいますが、自身は珀鉛病を発症しながらも逃げ延びることができました。

このような過去があり、ローは世界政府を相当に恨んでいると思われて、この事を頭に置いてローの行動を見ていると、七武海加入もドフラミンゴやカイドウの討伐も、最終的には全て世界政府を倒すためへの布石に思えてきます。

このローの生い立ちも、隠し名Dと繋がりがあるのかもしれませんね。

ローとコラソンの出会いは?

ローの人物像を語る上で欠かせないのがコラソンという人物ですよね。

ローがフレバンス王国から逃げ延びた後、たどり着いたのがドンキホーテ海賊団でした。

その船長ドンキホーテ・ドフラミンゴの実弟で、最高幹部のひとりがコラソン、コラソンはコードネームで、本名はドンキホーテ・ロシナンテ。

コラソンの実際の姿は、兄ドフラミンゴの暴走を止めるためにドンキホーテ海賊団に潜入している、ナギナギの実を食べた海軍中佐でした。

白鉛病を患っていたローを助けたいと考えたコラソンは、オペオペの実の取引があることを知り、その実を手に入れローに食べさせることローを救おうと考えます。

最終的にコラソンは、裏切りを知った兄ドフラミンゴに殺害されてしまいますが、数あるワンピースキャラの過去回想シーンの中でも、涙無しには見られない感動のシーンですよね。

ローにはそんな恩人コラソンへのオマージュが感じられる技がいくつかあります。

①ROOM(ルーム)・・・ ローが戦闘をする上でオペオペの能力を発揮できるドーム状の空間。

これはドーム状の空間の中では物音が一切ドーム外に漏れないという、コラソンの「サイレント」をモデルにしていると思われます。

②R・ROOM 凪(リ・ルーム サイレント) ・・・ROOMを相手の体に纏わせるのがR・ROOM。

その状態で相手の発する声や音を一切無音化する技で、触れた者を無音化する、コラソンの「凪(カーム)」をモデルにしていると思われます。

一見地味な技ですが、この能力でビッグ・マムの「魂への言葉(ソウル・ポーカス)」という大技を無効化しましたよね。

実は、コラソンが亡くなったのは26歳、現在のローも26歳で、コラソンが殺されたのと同じ年齢になり、その仇のドフラミンゴを倒したのもまた感動的です。

オペオペの実の前の保持者は誰?

ローの食べたオペオペの実の前任者は誰なのか考えた時、今まで登場したキャラの中で可能性を探すならば、ロックス・D・ジーベックが有力な候補ではないでしょうか。

そう考える根拠は、ドフラミンゴがオペオペの実の「不老手術」を知っていたという事実です。

ワンピースの世界では、「悪魔の実図鑑」なるものが存在するようですが、基本的には食べてみるまではその能力はわからないとされています。

ではなぜ、ドフラミンゴがオペオペの実の能力、さらには「不老手術」のことまで知っていたのか。

それはドフラミンゴが元「天竜人」だからでしょう。

考察界隈でよく言われているように、もしイム様や五老星が不老手術を受けているのであるとすれば、その手術を行ったのがジーベックだと考えます。

ジーベック率いるロックス海賊団が崩壊したのが38年前、 あれだけの強力な船員を擁しながら、海賊団が崩壊した際に処刑されたのはジーベックただ1人というのがどうも引っかかり、将来の芽を摘むのであれば、世界政府は既に強力だった白ひげをはじめとする他船員を一網打尽にするはずです。

あくまで憶測にしか過ぎませんが、ジーベックがオペオペの実の能力者で、海軍に捕まった際に「不老手術」を施す代わりに有望な船員たちを逃がすという取引をしていたのであれば、死亡したのがジーベックただ1人というのは筋が通ります。(不老手術は施術された人は不老不死になるが、施術者本人は命を落とす)

そうなれば、世界政府は確実に消したい「Dの一族」であるジーベックの処刑と、不老不死の体を手に入れるという2つを達成する事ができるというわけですね。

そしてその当時世界政府に近い天竜人だったドフラミンゴは、8歳で天竜人ではなくなるまでに何らかの形でそれを知ったのでしょう。

そしてその能力を『自分の野望のために欲していた』というのがジーベックが「オペオペの実」の前任者であったとする理由です。

トラファルガーローの生い立ちとオペオペの実の前の保持者は?まとめ

ローの過去において最も憎き相手はドフラミンゴだと考えられますが、ローにとってコラソンはルフィにとってエースのような存在だったのではないでしょうか。

そんなコラソンが与えてくれた『自由』について今もこだわっているのは、コラソンを慕う気持ちが永遠だからなのでしょう。

最近では麦わらの一味の仲間とも思えるほど戦いの上で重要な役割を担っているローですが、隠し名Dの意味が判明すればルフィと出会った意味も分かるのかもしれませんね。

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